会場案内 「第9回世界のジュウシマツ展」は2008年11月30日、隅田公園リバーサイドギャラリーにて開催。
出品総数173羽。 多数のギャラリー参加の元、なごやかな一日を過ごさせていただきました。
また、会場飾り付けも昨年以上のボリュームとなり、前日までの準備に費やした時間を考えると、 役員皆様の頑張りにはひたすら敬服いたしました。
なお、会場は入場無料出退自由となっております。

右画像では樹木の陰ではっきりしませんが、階段を下り10mも歩くと会場入り口となり、 一方、現在地より目を転じて右方(東)を見れば、30m先に隅田川が流れております。

受付にて引換券を入手する

受付と引換券 入り口から10mも歩くと右側に受付がありました。
その中央に「プレゼント引換券」が用意されていましたので拡大画像でご紹介いたします。
受付にて「プレゼント鳥が必要」と告げるだけで一人一枚が発行されますから、住所氏名を書き込み、 午後1:00までご自分で保管してください。
なお、プレゼント鳥を含む一般受付は午前10時開始となります。


プレゼント鳥を下見する

プレゼント鳥群1 プレゼント鳥群2 プレゼント鳥群3 プレゼント鳥群4 プレゼント鳥群5 プレゼント鳥群6
会場右手奥にプレゼント鳥の入ったカゴが並べられていました。
その全カゴを並び順に撮影しましたのでご覧下さい。画像をマウスクリックすれば、おおまかな鳥種が確認できるかと思います。
また、私なりに調べた内容は以下の内訳でした。
・芸物.....14羽
・チョコレート..7羽
・フォーン....4羽
・アルビノ....4羽
・小斑......4羽
・パール.....4羽
・白.......3羽
・パールグレー..1羽
・その他....12羽
★合計.....53羽


プレゼント開始

プレゼント開始 鳥捕獲風景、その手前は簡易輸送箱
午後1時、「1番の方!」、受け付け1番が大声でコールされ、十姉妹プレゼントが始まりました。
引換券に記載された「希望鳥種」を確認、係の手によって該当鳥が捕獲されます。
中には「この鳥がいい」と指さす方もおりましたが、人も鳥も混雑しており、希望とうりにはいかなかったようでした。
カゴを持参されない方には簡易紙箱が準備されていましたから、安心してお持ち帰りができたようです。
ただし、水も餌もない小箱は鳥にとっては決して安全ではありません。 小さくとも結構ですから水餌の準備されたカゴを持参されれば、一層の安心となるでしょう。
希望者全員に1羽づつ配布された結果、8羽程余りましたので最後は希望者によるジャンケン。 めでたく全鳥プレゼントが完了しました。


講演

講演 午後1時30分からは講演が始まりました。

・鈴木研太講師の「ジュウシマツの歌学習」
・中野裕美子先生の「十姉妹のメタボについて」

「ジュウシマツの歌学習」ではオスの歌(さえずり)が詳細に語られ、多くの研究成果を伝授いただきました。
中でも、複雑に歌うオスはメスに人気があり、結果、繁殖率も良くなるとのことでした。
最大効率で歌を学習するのは生後120日までのようで、その期間を鳴きの良いオス親と同居、 もしくは直近で暮らせればベストのようです。
それでは、鈴木研太講師から届いたメールを以下にご紹介させていただきます。
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ジュウシマツとキンカ鳥の違いは、ジュウシマツの方が学習期間が長いということと、 キンカチョウと比べて、ジュウシマツは耳を聴こえなくするとすぐに歌が変わってしまうので、 常に自分の歌を聴くことによって、歌を維持しているのだろうという点があります。
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審査風景

午前11時から審査開始。
審査1
真剣な審査を開始した、左から上原、鷲尾、鈴木の3氏と審査補佐の湯沢氏。
今年からお揃いのユニホームを新着しました。

審査2
審査中にポーズをとっていただきました。
画像左から鷲尾絖一郎、上原聖司、鈴木義和の審査員各氏。


副賞

副賞 会場の一角で凄い庭箱を見つけました。優勝、準優勝者に贈られる副賞だそうです。
上の箱がW400×D450×H450
下の箱がW900×D450×H450
その他、昨年に引き続き、会長夫人ご提供の絵画が4点、副賞として準備されておりました。


記念撮影

記念撮影 午後4時30分
後片付け完了後、残った会員で記念撮影となりました。
所用のため途中退場した会員もおりますので、これが参加者全員ではありません。


編集後記

前日までのメール問い合わせで、最も多かったのが「プレゼント鳥について」であります。
従いまして、一般の方が最も関心のある「プレゼント鳥」を中心として編集してみました。
いつもながらの反省ですが、最後に残った8羽のジャンケン場面を撮り忘れ、残念!

さて、私事で恐縮ですが、最も印象に残った鳥は準優勝に選ばれたブラックグレーでしょうか。
黒白の強烈な腹部コントラスト、上から見る深い黒色艶、13cmの堂々たる体躯、3拍子揃った姿に感動ひとしおでした。
惜しむらくは腹部V字の統一と並びでしょうか。これが達成されていれば一段上の評価が得られたかもしれません。
最後に、出品者の山脇氏曰く「まだまだ・・・チョコレートのレベルに達するには2年、いや3年はかかるでしょう」、でした。